2023年08月26日
PORTER CLASSICのPC KENDOジップアップジャケット。
PC KENDO ZIP UP JACKET
PORTER CLASSIC PC-001-2403
細野晴臣さんが今の僕くらいの年齢(57歳)の頃に、
書いたエッセー(「アンビエント・ドライバー」)を読んでたんですよ。
尊敬する著名人の方々は50代後半、
何を考えていたんだろうなぁと思って。
そうしたらハッとする記述と出会ったんです。
テクノは匿名的な音楽だと思ってはじめたけれど、
つきつめていったら逆のことが起こったというんです。
つくり手の生まれ育った背景や
その人自身の全体像が
一聴してわかるように表れてくる、と。
つまりテクノやエレクトロニカの道を深めていった場合
あるところから極めてパーソナルな
記名性の強い音楽になってくるんだというわけです。
エレクトロニカが「はっぴいえんど」(細野晴臣初期のバンド)のような
フォーキーな世界と繋がっている、、、。
言われてみると確かに
パーソナルコンピューターで全部やっちゃうとなると、
あり得ることかなと思うんです。
これを読んだとき僕は、
細野晴臣流に言うなら「これだ!」と思ったんです。
最新のモードの世界も同様で、
その道を進んでいくと
プレタポルテ(高級既製服)の匿名的洗練を抜けて、
クチュール(仕立て)的な一点もの世界に
似ていってしまうんですよ。
つまりハンドメイドのクラフト感と、
どこかで通じあうものに見えてくるんです。
kolor(カラー)のビッグベストしかり、
the Shepherd(ザ・シェパード)の
パッカリングブルゾンしかり。
これまでずっとうっすら感じていたことですが、
細野晴臣さんの著作のおかげで、
自分の中でとうとうはっきりしました。
おばあちゃんの素朴な手作り服で育ち、
アップリケのような修繕の跡が大好きで、
古布や民芸のような
後染めや製品洗いが大好きだったことと、
最新のモードのクリエイションを好きであることが、
矛盾しないと胸を張って言えるようになりました。
今日着ているPORTER CLASSIC(ポータークラシック)の
PC KENDO ジップアップジャケットも、
そんなフォーキーかつエレクトロニカな最先端を
象徴するような一枚。
ジャパニーズ和モダンの持つワークウェアとしての表情を活かし、
アメリカントラッドや
ストリートファッションのニュアンスまで取り込んだ
モードなユーティリティブルゾン。
ポータークラシックの中でも
SASHIKOやKENDOのような
ハンドクラフトシリーズにしては
お値段もこなれている方です。
本当に、本当に素晴らしい。
Narrenschiffはこの先も
ブレずにこの道を旅していきたい。
通販はNarrenschiff.jpで。
⇒https://narrenschiff.jp/?pid=176685243
Narrenschiffなら送料と代引き手数料ともに無料
****************************
<各商品の詳細と通販はHPから>
https://narrenschiff.jp/
****************************
Posted by ナーレンシフ at 19:33│Comments(0)
│PORTER CLASSIC
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。