Layered Shorts



kolor　21SCM-P07104



おじちゃんの青春時代に、

「革命的に半ズボン主義宣言」という、

故・橋本治の名著が発売されました。

おじちゃんは以前からファンだったので文庫化を待たず、

すぐに買ったと記憶しています。

調べたら1984年の出来事でした。

このブログのために読み直していないので不確実ですけど、

（なにしろ40年近く前の記憶）

「我慢するのが正しい大人の男という歪んだ価値観の為に、

女性や子供は無意味な我慢を強いられ抑圧され続けている。

クソ暑い会社でスーツ着てるおっさんはその象徴だ。

俺はそんな世の中認めたくないから、

暑い日には涼しい半ズボンをはくよ」

というような内容だったと思います。

クールビズが叫ばれるのはずっと後の事になります。

で、その本の中にですね、

これまた曖昧ですが、

オシャレ半ズボンなるものなら去年も一昨年もいたのよね、

といった類の一文があったと。

これまた記憶だけで申し訳ない。

つまりその頃、橋本治がわざわざ触れるくらい

目新しい姿だったんですよね、

大人の男の半ズボンって。

要は、大人の男のお洒落半ズボンが普及し出したのは

80年代ではないかと。

実際自分が高校卒業直後の写真で

買ったばかりだったMILK BOYのショーツを

得意げにはいてますからね。

当時のMILK BOYって今でいうと

YOKE（ヨーク）とかDAIRIKUみたいなもんだったからね。

そういうブランドが最先端のスタイルとして出す、

それがショートパンツだったわけです。

まわりくどくなりましたが、

つまり当時は、

大人が穿くことそれ自体が

革新的なメッセージを持った行為であるという

過激なアイテムだったわけです、

ショートパンツってものは。



当時少年だった大西おじちゃんはその革新性に恋をして、

以来30年以上40年近く、

トレンドが移り変わろうともブレずにずっと、

ショートパンツとともに生きてきたわけです。

ふりかえって今

YOKEやらdoublet（ダブレット）やら着ている

少年少女たちに伝えたいのは、

ホント、30年なんてすぐだよ。

なんなら今年買おうとしてるそのショーツ、

30年後にはけるから。



話があちこちに飛ぶけどね、

1990年くらいかな、

レニー・クラヴィッツのデビュー盤が出た時ね、

60年代ロックを再現した音作りに、

渋谷陽一がロッキングオンの月盤レビューで、

60年代ってもう一周しちゃったほど昔なの!?って書いてたのを、

思い出しますよ。

30年前なんて大昔だとも言えるし、

同時に今に地続きな部分は地続きであるという、

それぐらいの、ある意味やっかいな時間ですよ。

忘れちゃう人はきれいさっぱり忘れちゃうし、

引きずってる人は引きずってる。

若い子はお店のスタッフが「ずっと穿けますよ」って言うのを

ポジティブにとらえてるかもしれませんがね、

ずっと今を引きずりますよっていう

怖ろしい意味かもしれませんよ。

と、いつの間にか口調が野球解説の張本さんになったところで、

本日のブログは終わりです。



kolor（カラー）のレイヤードショーツ。

裾が二重になってます。

手法はデザイナーズらしいですが、

配色はPatagoniaなどアウトドアでよく見るトラディショナルなもの。

コーディネイト次第で両方のスタイルが可能です。

ナイロンギャバジンだから

夏だけでなく秋冬も大活躍。

秋にブルゾンに合わせると最高。

20日までやってるショーツフェアも対象。

通販はNarrenschiff.jpの下記URLで。

⇒https://narrenschiff.jp/?pid=156331264

送料と代引き手数料は無料です。