2020年09月17日
【オォォーーー!! w(゚ロ゚;w(゚ロ゚)w;゚ロ゚)w 】CINOHメンズのハーフコート(序章)

W/C Jacket Coat
CINOH 20WCO306
「大西さん個人はどんなブランドが好きなんですか」
うちのお店はジャンル分けしにくいせいか、
時々そう訊かれます。
自分が飽きずによく見るのは、
大型スーパーの2階や3階で
中高年をターゲットにしているトラッドブランドです。
昔活躍したゴルフやテニスの世界的選手の愛称が
そのままブランド名になったような
胸にワンポイントがある紳士衣料。
日本企業がライセンス取得して運営していて、
本国のブランドとはかけ離れた
日本土着の装いになっていることが大半。
その日本独自に進化した
和製トラッド
が好きなんです。
母がそういったものが好きで、
子供の頃に買い与えられていた影響だろうと思います。
流石に今は自分のお店の服を着ますから、
実際に買ったりはしませんが、
時間をつくっては良く見に行きますね。
お尻がぎりぎり隠れるくらいの丈の外套は、
そうした和製トラッドブランドたちの中では
ポピュラーなアウターです。
大抵は両脇に大きな外付けポケットがついてます。
スナップボタンが多いかな。
ステンカラーだったりフード付きだったり、
バリエーションも様々。
ジャケットのようなブルゾンのようなコートのような。
この手のアウターの正式な名称を知りたくて、
一生懸命探しましたが、
結局わかりませんでした。

「ハーフコート」が
一番一般的な呼び名かなと。
ただしこの呼び名は本来もう少し丈長の
膝付近までくるコートを指すようで、
正式なものではないようです。
丈から判断すると「ショートコート」。
でもこちらはもっと短いコートのイメージ。
どうもしっくりきません。
他に「フィールドコート」の名称も使われていました。
でもデザイナーズ衣料のジャンルだと
チェスターフィールドと混同されそう。

あとは「ミリタリーコート」など。
いずれにせよ、
フリースやGORE TEXのような
現在主流となっている冬の高機能アウターが普及する以前、
日本の風土に根差したカジュアルコートとして、
指示されてきたのがこのタイプだと思います。
ビジネスシーンを兼ねたステンカラーやトレンチとはまた違う
独自の道をたどって愛されてきたと思われます。
(VAN の影響がある気がするんですが、
これ以上話がそれると戻ってこれないので触れません)

去年UNDERCOVER(アンダーカバー)メンズ展示会で
このタイプのアウターを見かけた時は吃驚しました。
デザイナーズで珍しいなと大興奮。
ただNarrenschiffはレディースと雑貨の契約なので
残念ながらメンズはできませんでした。
僕ならこれメインでやるけど他店は取らないだろうなと
恨めしがりながら眺めて終わったんですが、
半年後
やっぱり入れてたお店は少なかったですね(苦笑)

ですから今年になって、
Mame Kurogouchi(マメ クロゴウチ)の展示会で
近いタイプを見つけた時は
「えええええええぇぇぇっ!!」って心の中で叫びましたよ。
UC、Mameと来たからには
このタイプに密かな流れがあるのかな、と。
レディースですが勿論買い付けました(近日発売)。
そして満を持したように、
次いで目の前に現れたのが、
CINOH(チノ)のこの子だったわけです。
本日はここまで。
ちょっとデザイナーズらしい仕掛けがある子なんですけど、
それも含め本編は後日。
マジで今季最重要作の一つなので
複数回かけてゆっくりご紹介していきます。
通販は下記Narrenschiff.jpで。
ご注文時のサイズ表示が間違っていましたので修正いたしました。
申し訳ございませんでした。
もう大丈夫です。
⇒https://narrenschiff.jp/?pid=152990133
Posted by ナーレンシフ at 18:26│Comments(0)
│CINOH
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