2025年03月14日
サックコートのある人生(the ShepherdのパッカリングルーズJKT)

T/Cツイルパッカリングサックコート
the Shepherd US1E4192-1
サックコート。
コートと言っても外套ではありません。
ジャケットのことです。
厳密にはジャケットより古い、
19世紀中頃にフランスで着られた
現代のジャケットの原型に当たる
略式コートのことらしいのですが、
正直その辺のことは詳しく知りません。
ぼくはSCYE BASICS(サイベーシックス)の
定番ジャケットがそう呼ばれていることで、
はじめてこの呼び名を知りました。
ウエストシェイプが無いゆったりしたシルエットや
ワーキーなつくり、
小さめの襟や狭いVゾーンなど
それっぽいディテールを備えているジャケットを
現代では広くサックコートと称しているようです。

名前の由来はフロックコートあってのことのようで、
精巧なフロックコートに対し
サックコートはつくりが簡略化されているため、
「SACK(袋)」と呼ばれたんだと他のサイトにありました。
フロックコートの代用として広まったというのであれば、
おそらくこちらの方が安価で身近だったので、
農民などにも手に入れやすかったということでしょう。
つまりより民主的な服であったと。
素晴らしい。

the Shepherd(ザ・シェパード)のサックコート。
2種類あるシェパード定番ジャケットのうち、
こちらはルーズな方。
ルーズジャケットと呼んでいただいてもいいし、
呼び方はまあどうでもいいんですが、
タイトじゃない方である、と。
タイトな方は下にシャツしか着れませんが、
こっちはスウェットやパーカーなどの上にも
着ることができるジャケットになります。


毛芯や肩パットの入らないローファージャケットで、
裏地も無し。
後見返しとポケット布とポケット蓋裏などに、
贅沢にシャツ生地を用いています。
下襟のボタンとボタンホールも生きていて、
スタンドカラーのように留めることができます。


断ちっぱなしの胸ポケットと
お馴染みヒツジワッペンのワンポイント。
傷を想わせるUNDERCOVER(アンダーカバー)らしい切り替え。
おっと、そもそもですが、
the ShepherdはUNDERCOVERの大人ラインです。

背中の大胆なパッカリング。
パッカリングは他のブランドでもありますが、
大抵は製品に洗いをかけて、
縮みを利用して皺を寄せてるだけ。
こちらは縫製で丁寧にギャザーを寄せていて、
しっかりしたプロの仕事を感じさせます。

先日このブログでご紹介した
ワイドイージーパンツとのセットアップでのご提案です。
大西はタイトな方も含め
the Shepherdのセットアップは4着持っていますが、
結局こればかり着てしまいます。
なにしろ楽だし、
中にスウェット着られるのも大きい。
完全にブルゾン感覚です。
自分の基本には90年代の
Comme Des Garçons Homme Plusがあるんですが、
セットアップにするとあの感じも出せますし。
ぼくの、そしてNarrenschiffの
本当に「先ずこれ」のワンセット。
ぼくにとっては
これが無いと何一つはじまらないほどなんです。
通販はNarrenschiff.jpの下記URLから。
the ShepherdのパッカリングルーズJKT
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Posted by ナーレンシフ at 20:20│Comments(0)
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