2022年08月07日
ありがとう、カバーオール。ありがとう、SCYE BASICS。

Lightweight Denim Chore Jacket
SCYE BASICS 5122-63538
腰にパッチポケットがある丈長のデニムジャケットを
僕たちは「カバーオール」と呼んでいますが、
どうやら和製英語みたい。
本国ではChore Jacket(チョアジャケット)なのだそう。
例えばやはり和製英語の「スタジャン」を
「アワードジャケット」と呼び直したり、
「トレーナー」が「スウェットシャツ」に置き換わったり、
最近は和製英語は過ちという認識が広まっています。

僕は少し違う考えの人。
和製英語大好き。
「award jacket」より「スタジアムジャンパー」の方が、
日本人には形がイメージしやすいですもん。
サッカー解説の松木さん曰く、
「ループシュート」ではなく
「ふわっと決めたね」と言うよう心がけている、と。
興味のない人にも伝わる言葉ということです。
そういう解説も必要ですよね。
Narrenschiffでは「スタジャン」、
「トレーナー」、「ジーパン」、「パンタロン」。
敢えてみな現役で使っています。
勿論「カバーオール」も。
なんなら「メリヤス」まで使いますからね、マジで。

そんなチョアジャケット=カバーオールですが、
僕にとって永遠のフェイバリット、
ファッションの輝きを象徴するアイテムです。
10代後半に抱いた45RPMのカバーオールへの憧れが、
本格的なファッションへの入り口でした。
ファッションアイコンであったチェッカーズが着ていたし、
ジージャン以上ジャケット未満として、
アメカジとDCブランド(デザイナーズ)を
繋ぐ一着に見えたのです。

僕が十代前半だった70年代終盤、
「アメカジ」も「トラッド」も既に
ジャンルとして確立されていました。
ですがそこで使われているアイテムに
オリジナルの解釈を入れてリファインするという、
今「ストリートファッション」と呼ばれているスタイルは
ジャンルとしてはありませんでした。
STUSSYが(日本に)台頭するのはもう少し後なのです。
ただ名前が付いていなくても、
僕たちは同様の着こなしを普通にやっていたんですよ。
アメリカンなカバーオールに
ブリティッシュチェックのシャツと、
JUN MENのパンツを合わせて、
ハンチングをかぶる、、、そんな風に。

アメリカが今よりずっと強い国だった時代。
「自由」というスローガンが信じられていた頃。
僕たちはそれに惹かれたり反発したりしながら育ちました。
その時代の産物であるアメリカントラッドや
アメカジというスタイルに対しても同様で、
繰り返し袖を通しながら
自分なりのスタイルを探してきました。
チョアジャケット=カバーオール無くして
Narrenschiffはありませんでした。

ライトオンスデニムを用いた着易さ。
襟と袖裏に仕込まれたコーデュロイ。
シルエットの美しいゆるやかなAライン。
ウエストにゆとりを持たせつつ
ビッグ過ぎないサイズ感。
SCYE BASICS(サイ ベーシックス)の
これぞデザイナーズワークウェア、
つまりはストリートスタイル以降のアメトラ完成形、
必殺チョアジャケット=カバーオール。
ありがとう、SCYE BASICS。
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Posted by ナーレンシフ at 15:58│Comments(0)
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