2021年07月30日
UNUSEDのタックアウトシャツ

タックアウトシャツ
UNUSED US2102
私は少年の頃、
はじめてシャツをタックアウトして
電車に乗った日のことを覚えています。
シャツは青いJUN MENでパンツはグレーのarrston volaju。
高校の友達と一緒でした。
フジノが「オオニシはシャツを出してるなぁ」と言い、
珍しそうに私を見ました。
コイズミが「オオニシ君はお洒落だからね」と言って、
フジノとサルチュウが???という顔をして、
その話題は終わりました。
まだシャツをズボンの外に出すという文化が
世になかった頃の話です。

私がいつどこでそんな着こなしを知ったのかは
記憶にありません。
TVでチェッカーズが抜き襟と一緒にやっていたので、
そうしたものの見様見真似ではじめたのかも。
いずれにせよ少なくとも当時の静岡では
大人が顔をしかめ、
同級生が振り返るような着方でした。

あれから40年近く経ちました。
今、若い子がシャツ着る時の、
ファーストチョイスはタックインでしょう。
いけてるデザイナーズブランドはどこも、
タックインを念頭に
トップスの丈を長く設定しています。
タックアウトは無しではありませんが、
概ねおじさんの方が多く、
お洒落な着方だとは思われていません。
私はと言えば"たった40年"で状況が逆転したことに
正直まだ戸惑っています。
それがタックインの流行中も一貫して
自分と自分の店はタックアウトだった理由かな。
そんな中、
昨年くらいから少しづつ
丈の短いシャツやTシャツが、
ちらほら見受けられるようになりました。
特に「タックアウト復権!」とは
受けとられていないようですが、
気になる流れだなと思って意識していたところです。

この夏、
SISE(シセ)、DIGAWEL(ディガウェル)、
そしてこのUNUSED(アンユーズド)と立て続けに
ショート丈や裾がスクエアカットになったシャツを、
ローンチしてきました。
パンツには入らない事が明らかな、
タックアウト向きシャツも含まれています。
このUNUSEDの白シャツのように。
例えば少し前までオヤジアイテムだったプリントTが
いつのまにか復権しているように
シャツのタックアウトもまた静かに
新しい季節を迎えようとしているのかもしれません。

UNUSEDの最新シャツ。
タックアウトするのにちょうどいい丈と裾。
前ボタンを全開にして
中のTシャツを見せたり、
秋冬にハイネックインナーを重ねたりするにもベスト。
生地はガス焼き糸の高級細番手140/2を用いたブロードは
クシャっとナチュラルな表情のノーアイロン。
今すぐからエアリーに
清涼感をもって着用いただけ、
そのまま秋まで。
通販はNarrenschiff.jpの下記URLで、
⇒https://narrenschiff.jp/?pid=162124705
送料と代引き手数料も無料です。
Posted by ナーレンシフ at 22:08│Comments(0)
│UNUSED
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