良い服の基準とは何だろう。

新たなブランドを買い付ける際の基準は

どこにあるのだろう。

UNDERCOVER（アンダーカバー）のデザイナー

高橋盾さんはインタビューで、

直感がとても大事だと語っていた。

そんなことを思い出したのは、

何気なくページをめくっていた本に、

こんな一文を見つけたからだ。

彼の言動は合理性にはほど遠く、矛盾があり、無駄が多いように見えたが、本質を見抜く直感の鋭く働く人であった。

田邊園子の著作から引いた。

彼とは坂本一亀という昭和の文芸編集者のことで、

三島由紀夫に「仮面の告白」を書かせた人物。

寸暇を惜しんで同人雑誌を読みふけり、作家の卵たちを集めて、毎月「文藝」新人の会を開き、意見交換を行っていた。

やはり田邊の「伝説の編集者　坂本一亀とその時代」からの一節。

さて、わたしの展示会周りの毎日にあるのは

小賢しい才気と如才ない洗練ばかり。

それに比べなんと羨ましい武骨な情熱。

ファッションの世界に今、

こんな人間がいるだろうか。

ショールームでもお店でもいい（無論わたしも含まれる）。

若い無名のデザイナー達を集めて勉強会を開くような

気概のあるバイヤー、MD、プロデューサー。

どれほど景気や流通に問題があろうと、

現在のファッションに力がないのは結局のところ

切実な魂と焦熱の意志が欠けている故だと

自戒するばかりだ。

先の本は電子書籍も出ているので皆さん是非。





DIGAWEL（ディガウェル）からセットアップが出ました。

パンツは脇ゴムなのにベルトループ有り。

ジャケットは二つボタンみたいなシルエットのワンボタン。

ゴージラインが低めで袖ボタンや胸ポケットは無し。

何故かボタンを留めるインサイドテープ付。

ドロップショルダーじゃないのに肩パットレス。

適度に普通で適度に普通じゃない。

営業マンほどかしこまる必要がない

リラックススーツをお探しの大人達と、

成人式、卒業式、入学式などの

はじめてのスーツをお探しの子供達へ。

通販はNarrenschiff.jpで。

ジャケット⇒https://narrenschiff.jp/?pid=176854249

スラックス⇒https://narrenschiff.jp/?pid=176856384