2024年12月11日
お父さんとパーカー
プルオーバーパーカー
kolor BEACON 24WBM-T02231
kolor 24WCM-T02201
今週、お父さんのパーカーが旬!
40過ぎてパーカー着るおじさんはキモいと、
誰かが言って炎上していると聞いて、
やった!ついに時がきたか、と。
今こそパーカーを着ようが着まいが、
そもそもキモい俺の出番であろう、と。
さて、
昔はお父さんの服と言えば背広とポロシャツでした。
昭和後半の話です。
ぼくは親父が39の時の長男なので、
うちの父は同級生のお父さんより年上でしたが、
それでもポロでしたよ。
寅さんみたいなダボシャツの時代は終わってた。
今、「ザ・お父さん」と言えば、
パーカーにノースフェイスじゃないですかね。
中年男性の着用率めっちゃ高い!
別に揶揄しているわけではなく、
わたしが父の背広を切なく思い出すように
30年後に父の像として
回顧される日がきっと来るのでしょう。
村上春樹が訳したレイモンド・カーヴァーに
「自転車と筋肉と煙草」という掌編があります。
(この先ネタバレありです)
主人公のお父さんは息子の悪戯のことで、
被害者の母親に呼び出されます。
一緒に悪さをした子らの親達も呼ばれていますが、
見知った仲の方の親御さんは来ておらず、
知らない男だけが同席します。
子供たちそれぞれの言い分をきいているうちに、
主人公はその男と掴み合いになってしまいます。
被害者の母親が間に入りその場は収まりますが、
家に帰ってもまだ高揚している自分がいます。
そして主人公は子供の頃に一度だけ
死んだ父親の喧嘩を目撃した時のことを思い出すのです。
子供部屋の扉を開けると、
寝かしつけたはずの子はまだ起きていて、
まるで彼の心をのぞいたように、
こう言います。
「おじいちゃんもお父さんと同じくらい強かったの?」
「僕は父さんが小さかった頃に
知り合えたらよかったのになあって思うんだよ」
ただそれだけのストーリー。
カーヴァーの大抵の話がそうであるように、
何かが失われ、
同時に何かが取り返されたような気がするのに、
それがなんだかわからないまま終わります。
でも、わたしたちもまたそんなもの。
人生は何かを失い続ける旅ですが、
失ったものが何かの拍子にふと戻ってきたりする。
だからといってそれを繋ぎとめておく方法もない。
すぐに過ぎ去ってしまうファッションという遊びは
特にそれに感じさせるものに思えます。
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Posted by ナーレンシフ at 15:29│Comments(0)
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