MILITARY CEMICAL SHIRT



YOKE　YK23FW0531SH



今GUオンラインを覗くと、

トップスが390円から手に入ります。

ワンシーズンとして考えれば、

月額65円。

高額なものでも2000円以内。

月額330円。

最低時給さえ大きく下回ります。

つまりファッションにおいては、

無償化がほぼ実現したと考えていいと思います。

無論この金額でもまだ高いという人も存在します。

ただその場合議論されるべきは衣服の価格ではなく、

しっかりしたセーフティーネットの有無でしょう。



大阪で私塾を開いている弟がいて、

近く高校の完全無償化が実現するのだという話から、

ふとそんなことを考えました。

ファッションも音楽のサブスクの同じで

実質無料に近づいているでは、と。

高度なサービスの利用を希望する人だけ、

従量課金を選択し、

相応の衣料を手にする。

良いことか悪いことかはわかりませんが、

現実はそこまできています。



2010年代でもファッションはまだ贅沢品、

つまり選択消費の類だったはずです。

音楽やファッション、高等教育といった

選択消費に属する方から先に無償になるとは

あの頃の私は想像していませんでした。

無償化が目指されるなら、

医療やエネルギー、年金といった

必須の生活インフラからだと、

ナイーブにも思い込んでいたところがあります。

今、それらは逆に年々高騰していますから、

わたしは何も見えていなかったのでしょう。



YOKE（ヨーク）のシャツブルゾン／シャツジャケット。

マオカラー風の襟は医療用のケミカルコートを、

両胸の大きなポケットはミリタリーを

それぞれ連想させます。

フロントはファスナーとスナップボタンの二重。

裾にドローコード。

がばっと羽織るビッグシルエット。

夏の終わりから着用でき、

冬はコートやダウンの下にも着られる。

オールシーズンのライトアウターです。



真夏に秋冬物を販売しているわけですが、

これは割合早くから着られるため、

Robes&Confections（ローブスアンドコンフェクションズ）の

ジャージージャケットと並ぶ

23AW前半の目玉となるアウターとして

待ちに待っていたアイテム。

生きにくい時代を生き抜くための

課金選択をして損はないはずです。

8月11日（祝）発売。

通販も同日より下記URLで。

⇒https://narrenschiff.jp/?pid=176562874

Narrenschiffなら送料と代引き手数料ともに無料

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